この記事では、Microsoft Flight Simulator(略してMSFS)のおすすめアドオンやmodをジャンルに分けて紹介しています。
さらに、アドオンの入れ方やそれぞれの特徴も解説しています。
ぜひ最後までご覧ください。
アドオン(mod)とは?
概要
Microsoft Flight Simulator (MSFS)に、追加コンテンツをインストールすることでゲームの世界を大幅に拡張できます。
追加コンテンツのことを「アドオン」もしくは「mod」と言います。
以下からは一貫して「アドオン」と表記します。
有料と無料の両方のアドオンが存在します。
基本的には、便利なアドオンは有料のものが多いですが、無料のものもありますよ。
プレイヤーは世界中からアドオンを作成して共有することができます。
アドオンには5種類ある
アドオンといっても様々な種類があります。
ここでは一般的に公開されている代表的なアドオンの種類を紹介します。
1. シーナリー系
デフォルトだと、衛生画像を元に、地形や建物をAIで自動生成しているので一部変になってしまう部分があるんです。
そんな時に活躍するのがシーナリー。
シーナリーとは景色のことであり、インストールすることで人の手で作られた緻密な地形データを読み込めます。
2. 機体関連
これをイメージする方が多いのではないでしょうか?
デフォルトで収録されている機体だけでなく、他の機体も操縦したいという方にピッタリのアドオンです。
ただ、大体のアドオンが有料であることが多いのが残念ポイント。
3. 塗装系(リバリー)
特に機体の塗装データを読み込むアドオンのことを指します。
MSFSでは機体の塗装のことをリバリーと呼ばれています。
デフォルトでは架空の会社の塗装しかないなど、機体のリペイントをしたい方も多いはずです。
実物の航空会社の塗装を楽しみたい方にピッタリ。
ペイントのアドオンだけ持っていても、対象の機体を所有していないと意味がないので気をつけましょう。
4. ツール系
こちらは、MSFSをさらに便利にプレイしたい方はツール系のアドオンをインストールしてみましょう。
おすすめのツール系アドオンは以下で紹介していますが、例えばリプレイ機能やGPSマップを表示するものなどがあります。
5. その他
以上の他にも、機体に便利な機能を追加したり、海に浮かぶ船などのアセットを追加するアドオンがあります。
さらにゲームのバグを直してくれる地味に嬉しいアドオンもあります。
おすすめのシーナリーアドオン
まずは、おすすめのシーナリーアドオンを紹介します。
ここでは特に日本の巨大空港に重点を置いて紹介していますが、最後にはおすすめの地方空港も含めて一覧表で紹介しているのでぜひご覧ください。
1つ目:World Update I: Japan
まずは「World Update I: Japan」というMSFS公式の追加シーナリーです。
アドオンというよりも、公式のマーケットプレースで簡単に無料でインストールできますよ。
地球上の特定の地域にスポットを当てて強化するというもので,その第1弾に日本が選ばれました。
このアップデートによって日本全土の標高マッピングが一新され、地形はより高い解像度で表現されるようになります。
高解像度フォトデータを使用して6都市(仙台・高松・徳島・東京・宇都宮・横浜)が再構築されたほか、6つの地方空港(八丈島空港・慶良間空港・釧路空港・長崎空港・下地島空港・諏訪之瀬島空港)や富士山、厳島神社など20種類のランドマークがそれぞれハンドメイドで制作されましたよ。
日本の空港を舞台にした3つの着陸チャレンジが追加となったのもポイントです。
2つ目:伊丹空港(無料・シーナリー)
続いては、大阪にある伊丹空港のシーナリー「RJOO-Osaka Intl Airport Japan◆伊丹空港」です。
伊丹空港は街のど真ん中にあるため、よくこの空港で離発着させるフライトプランを立てるプレイヤーも多いのではないでしょうか。
そんな時にこのシーナリーがあると、さらに精密に作られた都心上空を実際と同じような感覚で飛ばすことができますよ。
3つ目:中部国際空港(無料・シーナリー)
続いては、中部国際空港のシーナリー「Nagoya Chubu Centrair Int. Airport」です。
こちらのシーナリーは元々は有料でリリース予定とのことでしたが、無料でリリースされることに変わったとのこと。
他の制作者さんも中部国際空港をリリースしていますが、有料のものもあるため、こちらのフリーのシーナリーで十分かと思います。
4つ目:関西国際空港(有料・シーナリー)
続いては、関西国際空港「RJBB KANSAI INTL AIRPORT MSFS」です。
こちらのシーナリーは日本の人気メーカー「テクノブレイン」が制作したもので、FSXやP3Dなどのシーナリーも作成されているそう。
価格は有料で、3000円ほどです。
5つ目:福岡空港(有料・シーナリー)
続いては、福岡空港「JAPAN FUKUOKA WOW MSFS」です。
こちらも伊丹空港と同様、都心のど真ん中にあるため、街の上空すれすれを飛ぶ満足感を味わえますよ。
有料(約3000円)となりますが、かなり精巧に作り込まれていますし、福岡空港を利用する人は多いと思うのでおすすめできる空港シーナリーとなっています。
6つ目:那覇空港(無料・シーナリー)
最後は、那覇空港「(ROAH) NAHA Airport 2022」です。
那覇空港のシーナリーは2つ(制作者:KAZEさん・Kurorinさん)が無料で公開されています。
Kurorinさんが第2滑走路を制作され、KAZEさんが制作した方をインストールしていただくと、両方使えるようになります。
滑走路の36Lと18RのSIDやSTARなどは含まれていないため、Kurorinさんのナビゲーションデータをインストールすることで、ワールドマップでデパーチャーやアプローチを選択できるようになります。
日本の空港アドオン一覧(地方空港含む)
以下は、日本の空港アドオンが全てまとめられた表です。
リアルなシーナリーをダウンロードしたい方はぜひご活用ください。
←表をスクロールできます→
日本の空港ICAOコードの後ろ二文字が同じアルファベットの空港は国際空港を意味します。
例) RJAA・RJBB・RJCC・RJFF・RJGG・RJOO・RJSS・RJTT など
おすすめの機体アドオン
続いて、おすすめの機体アドオンを紹介します。
1つ目:FlyByWireSimulations A32X(無料・機体関連)
まず1つ目は、FlyByWireSimulations A32Xです。
こちらの機体は誰でも知っている超有名アドオンなのではないでしょうか?
デフォルトのA320とは違い、IRSのアラインのサポートであったり、機体のサウンド、計器のシステム類が忠実に再現されています。
デフォルトのA320を元にFlyByWireチームがテクスチャや計器の文字を変えたりなどして、デフォルトの機体がさらにアップグレードした形になっていますよ。
デフォルトのA320を使っている方は、無料で高性能なこのアドオンをインストールするのがおすすめ。
2つ目:Salty Simulations B748(無料・機体関連)
2つ目は、Salty Simulations B748です。
こちらもフライバイワイアーの機体と同じように、デフォルトのB747のアップグレードバージョンと思っていただけば大丈夫です。
3つ目:PMDG – Boeing 737–900(有料・機体関連)
3つ目は、PMDG – Boeing 737–900です。
MSFSはエアバス機が多いですが、ボーイング機も操縦してみたい方にはピッタリのアドオンです。
有料(約7500円)のアドオンとなりますが、非常に機体の完成度が高く、サーキットブレーカーを除いてほとんどのスイッチを触れるようになっています。
ボーイング737を飛ばしている人は大体この機体アドオンを使用している印象です。
4つ目:MADDOG MD-82(有料・機体関連)
4つ目は、MADDOG MD-82です。
最先端の飛行機よりも、古い航空機を飛ばしてみたいという方にはピッタリです。
昔ながらではの操縦の鈍さなども忠実に再現されていますよ。
5つ目:Aerosoft Twin Otter(有料・機体関連)
5つ目は、Aerosoft Twin Otterです。
これは全部で13種類(スキータイプ・旅客機・貨物機など)あるので、複数のタイプを選択できますよ。
大きな旅客機よりも、小型の航空機でスリルのあるフライトをしたいという方にはピッタリです。
おすすめ塗装(リバリー)アドオン
続いて、MSFSの機体の塗装(リバリー)のおすすめアドオンを紹介します。
1つ目:ANAのリバリー(無料・リバリー)
まずは、ANAのリバリー「[A32NX] FBW A320neo ANA All Nippon Airways JA219A(4K) – Sharklets Fixed」です。
こちらも、機体アドオンで1つ目に紹介したFlyByWireのA320用のリバリーとなっています。
全日空(ANA)の塗装でフライトしたい方はぜひインストールしてみましょう。
他にもANAの塗装はたくさんありますので、ぜひこちらからチェックしてみてください。
2つ目:JALのリバリー(無料・リバリー)
続いては、JALのリバリー「[A32NX] Japan Airlines JA320J [8K] Livery」です。
こちらも、機体アドオンで1つ目に紹介したFlyByWireのA320用のリバリーとなっています。
日本航空(JAL)の塗装でフライトしたい方はぜひインストールしてみましょう。
他にもJALの塗装はたくさんありますので、ぜひこちらからチェックしてみてください。
3つ目:ブリティッシュエアウェイズのリバリー(無料・リバリー)
続いては、ブリティッシュエアウェイズのリバリー「British Airways Livery Clean & Dirty」です。
イギリスの航空機の塗装ですね。
アドオン配布サイト「Flightsim.to」で最も多くダウンロードされたリバリーです。
4つ目:A380のリバリー(無料・リバリー)
世界最大の飛行機、A380のリバリー「[FSX Port] A380-800」です。
上の写真のカタール航空だけでなく、ANAの塗装も含まれていますのでぜひチェックしてみてください。
5つ目:A350のリバリー(無料・リバリー)
最後は、みんな大好きA350のリバリー「Airbus A350-900 [FSX CONVERTED]」です。
こちらのリバリーの中には、見た感じJALのA350は含まれていなさそうです。
ただ、最新ジェット機であるA350のリバリーが無料で手に入るのでぜひチェックしてみてください。
おすすめツール系アドオン
最後に、MSFSをもっと楽しくプレイするためのツール系アドオンの紹介です。
1つ目:Flight Recorder(無料・ツール系)
まず1つ目は、Flight Recorderです。
これは、自分が過去に飛んだフライトシーンをリプレイできる無料のアドオンです。
2つ目:Toolbar Pushback(無料・ツール系)
2つ目は、Toolbar Pushbackです。
これは、プッシュバックやグラウンドサービスなどの機能を備えた無料のアドオンとなっています。
- 燃料トラック
- ボーディングブリッジ
- 電源供給車
- カーゴトラック
- 階段
- ドアの開閉
特にプッシュバックのプランを細かく設定できるのがおすすめポイントです。
3つ目:AirlineAnnouncementsV1(無料・ツール系)
3つ目は、AirlineAnnouncementsV1です。
これは、世界中の航空会社の機内アナウンスが収録されています。
日本の航空会社だと、ANAとJALの機内アナウンスが収録されていますよ。
MSFSゲーム本体には、もともと機内アナウンスが収録されていないので、このようなアドオンを使えばより臨場感や没入感を味わえることができますよ。
4つ目:FSREALISTIC PRO MSFS(有料・ツール系)
4つ目は、FSREALISTIC PRO MSFSです。
このアドオンで、機体の細かなサウンドや揺れのエフェクトなどを追加できます。
こちらのアドオンは有料(約4500円)となりますが、結構完成度の高いものとなっており、風の音やタッチダウン時の音などが再現されているんです。
より臨場感のあるフライトを楽しみたい方は購入してみましょう。
5つ目:SIM RATE SELECTOR(無料・ツール系)
5つ目は、SIM RATE SELECTORです。
フライトを早送りすることによって、時短できるアドオンとなっています。
2倍速・4倍速・8倍速・16倍速に対応しています。
巡航中に待っている時間がもったいない!と思っている方や、長距離フライトをする方にはピッタリのアドオンです。
おすすめのアドオン配布サイト
ここからは、おすすめのアドオン配布サイトを3つ紹介します。
Flightsim.to(フライトシム)
数多くの無料アドオンがダウンロードできる優秀サイトです。
simmarket(シムマーケット)
MSFSだけでなく、他のフライトシミュレーターソフト(XPlaneやP3Dなど)のアドオンも配布されています。
aerosoft(アエロソフト)
MSFSだけでなく、様々なシミュレーターのアドオンも販売しているサイトです。
アドオンを導入する上で注意すること
まず大前提として、ルールとマナーを守り、アドオンの導入は全て自己責任で行うことが大切です。
フォルダの場所に注意
インターネットからダウンロードしたファイルは大体がzip形式であることが多いです。
そのzipを解凍した後に出てくるフォルダの中にあるものを、MSFSの「Community」フォルダに置くようにしましょう。
これでMSFSにアドオンを適切に入れることができました。
不具合に注意
アドオンを追加した後にゲームが起動しなくなったら、直前に追加したアドオンが原因であることが多いです。
特にゲーム本体のバージョンをアップグレードした後は、アドオンが最新バージョンに対応できないことが多いため、バグが発生してしまうんです。
MSFSを起動している状態で、アドオンをCommunityフォルダにアップロードしてもそのアドオンは反映されません。
ゲームを再起動してからアドオンが適用されているか確認してみましょう。
マナーも守ろう
アドオンを使用できるのは、アドオン制作者の有志です。
そのため、そのことに感謝して使い始めるようにしましょう。
- Readme(説明書き)や使用条件をしっかり読む
- 万が一自分の環境が壊れてしまっても制作者に文句を言わない
- もしバグが発生した場合は、バグ報告を詳細にして対応を待つ
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、Microsoft Flight Simulator(略してMSFS)のおすすめアドオンやmodをジャンルに分けて紹介しました。
さらに、アドオンの入れ方やそれぞれの特徴も解説しましたよ。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。